帰り道のことだ
遠い所から久しぶりのの帰り道のこと
いつも思うことがある
東京駅から中央線に乗り込んだときすごくいやな気持ちになる
乗客の疲れ切った顔、無関心の顔、
楽しいことはないのかねえ。
昨日はちょっと違った
お盆休みだからか、みんな活気があったように見えた
どちらかといえば活気の無いのはおれかもしれない。
それは、酒のせいだ
新幹線で少し飲み過ぎたかも知れない
2時間半一本勝負
売り子に負けてしまった
ちょっと歩き疲れたせいにしておこう
きのうは京都の街を歩き回っていたんです。
門の建具を探し回って。
何かを造るときみんないつも探し回っていると思うけど
きのうのおれは建具を探し回っていた
建具というのは扉のこと
引き戸であったり、開き戸であったり、とにかく戸。
今造っている現場に潜り戸があるんですが
そいつがどうにも良いのが思いつかない
まわりは出来上がったんですが
出来上がってから考えるってあまりにも未熟なんですが、
良いものを造ろうとするとこうなってしまうんです
現場に本当にしっくり来るものを造ろうとするとこうなってしまうんです。
そんなわけで
京都の街を行ったり来たり
炎天下歩き疲れて、せめて草履にしておけば良かったのに夕立に備えて下駄で歩いていたら足もくたくた
まいりました。
それで
結論
見つかりませんでした。
だけど疲れ切ったところでふと気が付くと、嵯峨野大覚寺の大沢池

京都は美しい
京都のすごい所って何よりもこの自然かもしれない
この山や水を見て遠い昔の人はここに都を造ったのかなあ
まあ、そんなことは知らないが
この山筋なんてきれいなんだろう
建具探すのばかばかしくなって帰ることにしました
また考え直そう。
- 2010/08/16(月) 22:47:18|
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