
この潜りの建具が決まりました。
やっとです
建具屋さんである杢正の新井さんの所に何度も足を運び時間を割いてもらい建具の話しで盛りあがりました。
うちは、庭造りにおいて何でも自分たちの手仕事で取り組んでいますが、
建具と石造品はその道の人にたのんでいます
これらは庭の景色を引き締める重要な所であり
ここを植木屋が手を出すと庭全体が同じ音になってしまうのです。
そう言うことで
ここの潜り戸は、杢正の新井さんにお願いすることにしました。
お施主さんの要望、塀の雰囲気、ここが関東地方であることなど
色々なことをふまえてやっとたどり着いた、何でもないであろうデザイン。
この何でもないことにパッとたどり着けるよう引き出しを増やさなくてはいけない
たくさん良いものを見て、色んな人にあって、勉強もいっぱいして、失敗を乗り越えて
じじいになる頃には「ここにはこれだ、今回はこの方法だ、こんなのもあるぞ」
とパッパと一発で選んで見せたいもんです。
庭造り
どんどん難しくなる、わからなくなる。みっともないほどです。
ほんの些細なことでも一瞬の間合いの悪さで庭全体がバラバラになってしまったりもする。
この間合いが本当にむずかしい
きれいな仕事をするとかかっこいいものとかじゃないのかもしれません。
精神と間合い
先日の講座で孤逢庵への見学
とんでもないものそれを感じた
俺ごときがとうてい理解できる次元ではないけど
小堀遠州のそれはとてつもなくすばらしい。
なんの違和感もなくそれを成し遂げてしかも誰もまねできない美しさを出している。
近代庭園において最も重要で忘れてはいけないポイントの様な気がする。
いや、それだけじゃないだろうが今はそれしか分からない
それにしても、この企画をしてくれた講座の方々はすごいと思う。
今 色々な事がすごい早さで動いている。
はやる気持ちがある、あせってはいけない。
自分の道を踏みしめて確実に行きたい。
- 2010/09/18(土) 18:50:35|
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