福井県小浜市に佛國寺という禅寺がある
そこには修行僧がいる
世界中から禅の修行にヒトが集まる
坐禅道場だ
ご縁があり土塀を作りに行ってきた
とても貴重な体験をしてきた
観音堂の観音様の横に床を取らせていただき
修行僧と日々を過ごさせていただいてきた
ありがたいありがたい仏縁というのであろうか
修行僧の一日は早い
3時50分に振鈴
4時から坐禅
私は5時過ぎには現場に行くようにした
その間も修行僧達は坐禅を組み本堂でお経を上げている
お経の響く中、山門脇の土塀に向かう
7時過ぎ
食堂で粥坐
お経を上げ作法の元
粥をいただく
ただただ無心に粥を食う
粥をすする音、たくあんをかむ音だけが響く
そして作務が始まる
土塀に修行僧達が集まってくる
黙々と働く
作務衣が泥だらけだ
また、ただただ 無心に働いている
斉坐
作務
薬石
坐禅
開枕
そしてまた 振鈴
その時その時をただただ真っ直ぐに向かう
なんだかうちのおじいさんおばあさんを思い出した
明治生まれの二人はただただ黙々と生きていたように覚えている
二人とも90すぎまで生きていた
黙って飯を食い
物を大事にして
これといって刺激をもとめず
あるいみつまらなそうな感じもするが見ていて安心した
日本人
禅
考える
お寺が摂心の始まるためいったん帰る
修行中 僧も庭屋も 春を積む
- 2012/04/30(月) 09:00:22|
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